前回はジョギング、そしてインターバルについてご紹介させていただきました。
今回は
レぺテーション
略してレぺと言ったりもします。読み方からは意味が分かりませんが、分かりやすく言うならば、完全休息しながらするインターバルトレーニングとイメージして下さい。と言ってもイメージが沸きにくいですね。
インターバルトレーニングではある一定距離のダッシュと一定の距離の休息ジョギングの5~10本の繰り返しでした。インターバルトレーニングは休息をジョギングで繋ぎ、完全回復しないまま次のダッシュに入ります。対してレぺテーションは設定した距離を全力で走った後、約15分~20分、完全に休息します。ジョギング繋いで休息する必要はなく、立ち止まったり、座ったりして完全に呼吸を整えます。そしてその後、再び設定した距離を全力で走る。この繰り返しですが、インターバルトレーニングのように多くの数は行いません。
以下に、レぺテーションの具体例をご紹介します。
①3000mを本気ダッシュで走る。
②15分完全に休息する。
③2000m本気ダッシュで走る。
④15分完全に休息する。
⑤1000m本気ダッシュで走る。
以上のように3度ほど走る距離を設定して回毎に少し距離を短くして行きます。距離の設定は1500m、1000m,500mでも良し。決まった距離設定はありませんので、その日の気分や状態でいろいろな設定で行うとよいでしょう。
レぺテーションを行う事で、レース後半の粘り強さが身に付きます。完全休息を取り入れながらインターバルよりは少し長い距離をスピード維持する練習です。このレぺテーションは練習効果として持久力、スピード、そして心肺機能の向上と良いことずくめですが、練習強度としてはキツイ練習です。この練習を行った次の日などは軽いジョギングなどでしっかりと疲労を取ってください。