ペース走
ペース走は一定のペースを保って距離を走る練習です。
一定のペースとは1キロ何分何秒と設定して、そのペースを守って設定した距離を走り切る練習です。目的はレース本番でのペース感覚を養う事です。練習で走る距離は自分の出場するレースに合わせて5キロ、10キロ、15キロ、20キロ、30キロなどで設定します。フルマラソン出場が近づいてきているなら、20キロ、30キロのペース走。距離の短い大会であれば10キロのペース走など使い分けをします。ペースは出場する大会で目指すタイムの1キロあたりの平均タイムが目安となります。
例えばフルマラソンでサブ4(4時間切り)を目指す場合、平均的には1キロ5分41秒で走り続ける必要があります。この5分41秒というペース感覚を身につける事と、このペースでしっかりと最後まで走り切れる走力を養います。
よってこの5分41秒で10キロ走り切るとか、20キロ、30キロ走るのがペース走の練習となります。もし設定したペースで最後まで走り切れない、徐々にペースダウンしてしまうという場合はペースが速すぎます。初めから速いペース設定で行うのではなく、まずはしっかりと走り切れるペースを設定すると良いでしょう。ただし遅すぎるペースではジョギングとなってしまいますので、少し呼吸は切れるけど余裕がある程度のペースで試してみましょう。
ペース走で現時点の状態を把握
ペース走の練習は、現時点の自分の走力が目標に対してどれだけ近づいているのかを知る指標になります。設定した距離を設定したペースで走り切る事ができれば、目標達成はグッと近づいてきます。逆も然りで、設定通りにできなかった場合は目標達成も難しいとも言えます。私はこの練習は大会出場の1~2か月前ぐらいから実施しています。