LSD
Long Slow Distance
ロング スロウ ディスタンス の頭文字の略です。
長~い時間、超スローなペースで、距離を踏む!!
意味が合っているかどうかは別として、簡単に言うと、ゆっくりペースで長い時間または距離を走ると思ってください。
自分の歩く速さとジョギングの速さとの間の速度で!!
ゆっくり走ると言ってもジョギングよりも遅く、歩くよりも少し速いペースです。1キロごとのラップで言えば7分~8分。誰しもペースが速いほうが頑張っている感があって調子がいいと速く走ってしまいますが、この練習には意味があります。
目的は筋持久力の向上と全身への血流促進!!
例えばフルマラソンでサブ4(4時間切り)を目標とする選手が、30キロをキロ8分ペースで走るとしましょう。走っているトータル時間は240分になります。ちょうど4時間ですね。距離は30キロでフルマラソンの距離を満たしていませんが、走り続けている時間は満たしています。この練習によってフルマラソンの42キロを走り切れるかどうか分かりませんが、4時間走るという体力、気力、筋力を養う事ができます。LSDは速さを問わず、ゆっくり長い距離を走れる脚を作る事が目的だと私は思ってます。人によっては、こんな練習やってられないという方もおられるようですが、私自身、この練習はマラソンを最後まで走り切るという上で重要な練習と位置付けています。
自分に合う練習かどうかはまずは試してください
私はこの練習を目指す大会の1か月半前から2か月前ぐらいに行います。一度行うだけで、その後疲労が回復した時には脚の筋力の土台ができたと感じ取れるようになります。できれば1か月半前ぐらいまでに2度できるといいでしょぅ。その後は本番の2週前までに30キロのペース走を2回行います。私的にはこれでフルマラソンを最適の状態で走ることができます。
まずは自分の目標タイムの時間を設定し、その時間中ゆっくりでも走り続ける事ができるための練習2回、それが終わったら自分が目指すタイムの1キロ平均タイム(もしくは10秒遅いいペース)で30キロのペース走を2回やる事で目標は達成できると思います。目標のレースペースよりも10秒遅いのではダメなのではと感じるでしょう。日々一人で練習している方であれば設定ペースよりも遅いペース走でも良いと考えます。大会当日は他のランナーの流れに乗ってペースは自然と上がり、また速いペースでも一人で走っている時よりも楽に感じ取れるようになります。
私の体は疲労が溜まりやすいのですが、今のところこの練習方法は大会直前では効果が上がってます。