「マラソンは毎日走っても完走できない」
小出義男 著
出版:角川新書
有森裕子、高橋尚子など、オリンピックメダリストを育て上げた故:小出義男監督。この方のこの本は私のランニング練習のバイブルです。まだ小出監督が健在の時に購入したのですが、数回読み込んだ後にしまっておいた場所が分からず、最近再び購入しました。

市民ランナー目線の著書です

オリンピックランナーを育てた小出義男氏の著書だから、レベル高くてマネできないのでは?って一瞬思われますが、この本は全く市民ランナー目線であり、かつマラソン完走を目指すレベルからサブスリーを目指すレベルの全てが網羅されていると思います。ほんとにすごい著書です。

「トレーニングに負荷をかける」

この著書の内容を一言で表すならば「トレーニングに負荷をかける」この一言です。
本の題名は「マラソンは毎日走っても完走できない」、その意味は読んで見れば分かります。要はダラダラと毎日同じ調子のジョギングやランニングをしていても、走っていない人に比べたら速く走れるようにはなるけどマラソンを完走する、マラソンを速く走るレベルにまでにはなれないという事です。

この本で紹介されている練習方法を参考にしつつ、私は自分の体質、体力に合わせた練習を行っています。しかし基本は、「自分が行っている練習に負荷をかける時間を作る」という事です。負荷をかける練習とは前でご紹介したインターバル、レぺテーション、ビルドアップ走などです。しかし、こうした練習もなかなか実施するのは強度が高いので難しいですね。

この本を読んだ後に同じランニング仲間の方に練習のアドバイスをした事があります。というと偉そうに感じますがあくまでも自分も同じ同じ練習をするつもりで言ってみました。それは毎日仕事から帰って同じような距離を同じようなペースで走ってる練習を、最後1キロだけ全力でメチャクチャ追い込んで走って終わる練習にしてみてくださいと。最後1キロだけなら気分的にも頑張れるしできますよね、っと。その日から私の言った事を実施してくださった方は次のフルマラソンで約20分も記録を更新されました。

トレーニングに緩急をつける

トレーニングに負荷をかけると言っても負荷をかけ続けるわけではありません。負荷をかけて疲労が溜まれば軽いジョギング、完全休息などで休みます。そして体力が回復したら再び負荷をかける、この繰り返しです。なた、マラソン練習、長距離走の練習と言うと速いペースで息がゼイゼイ切れる事を思い浮かびますが、それだではありません。前に紹介したLSDも楽なようで高負荷な練習です。メチャクチャゆっくりペースでも長い時間走るという言う意味では足の筋持久力に高負荷をかける練習です。

このように、参加する大会に向けて負荷を与える練習をする。私はこの負荷の与え方をしっかり計画的に行えば、何も世間」で言われているフルマラソンの練習をしなくてもマラソンは速く走れると思っています。

まずはこの小出義男氏の著書を読んで、自分自身の練習メニューを組んでみていただければと思いご紹介させていただきます。

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投稿者

totomaro

50代のおやじです。 おやじでもできる趣味、ひまつぶし、悩みなどなど おやじ時間の潰し方など紹介して行ければと思ってます。

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